Rabbit’s Tale交換留学研修レポートvol.4

Date : 2019.04.19

#4 _タイ語も英語も話せないプランナーの企画の通し方

Rabbits Tale に来て2ヶ月経ち、ようやく企画をお買い上げしてもらえました。 私は英語もタイ語も話せず、タイに行く前のはじめてのオンライン面談では、びっしり書いたカンペも使えず、質問されても石のようにじっと何も話さずに、そのまま会議が終了したことがありました。そんな言語レベルの私ですが企画出しで感じたことをメモしておきます。

 ■そもそもなぜ海外では、企画が通りにくくなるのか

 それは「あたりまえの共通認識が違うポイント」があるからです。代理店と制作会社、タイと日本、各媒体のリテラシーなど国の違いだけでなく、さまざまな理由で認識が違うポイントがあります。そこを感じ取る力、そのギャップを埋めていく作業やツールが必要でした。もちろん企画を通すのに、一番大事なのは、ビックアイディアの良さです。そこのヒントとなる意志の共有を大切にすることでアイディアも良くなっていくと感じました。

■  まずは与件の把握

本来言語が違うので与件のすり合わせは難しいのですが、Rabbits Taleでは与件シートを英語で丁寧に制作し、そのシートを元にしっかり社内とクライアントが意見をあわせていきます。(それは当たり前なのですが、日本の案件の方がシートが存在しなかったり、簡単に覆ったりとうまく機能しておらず混乱することが多いかもしれません。。!)なのでプランナーは、そこを大切にします。 しかし、気にしなければいけないのはそれだけでなく、会社や国の常識で異なる「裏与件」が存在します。この会社では、「SNSの拡散」などの感覚を重要視されていたり、「コピーの精度の高さ」を求められていたりその裏与件はさまざまです。そこを言葉が通じない状態で最初に把握するのが難しいので、対処として企画を出しFBをもらい受け入れ裏与件の項目リストを更新していくことが必要でした。

■インサイトのすり合わせ

始めのうちは、FBで与件やインサイトとのずれを指摘されかなり歯がゆかったです。Rabbits Taleでは、ターゲットの好みがなかなかしっくりこず、そのすり合わせに時間がかかりました。そこで、日本で企画を出すよりも幅広く企画を出しFBをもらうと狙いが定めやすかったです。 タイのメンバーは海外の事例にとても詳しく、日本の広告もよく知ってくれていました。Facebookでは日本のCMのまとめページがあり、それをみてゲラゲラ笑ってくれていて、日本よりも視野が広い印象でした。海外の研修は、短時間でそこを頑張るので、プランナーやディレクターにとっては、とても訓練になると感じました。

■言語ではなく感覚の共有

アイディアは基本的にイラストで持っていきました。私の絵は特にうまいわけではないのですが、伝えたいことをイメージしてもらえるようにポンチ絵でも良いので持っていきました。また海外事例も企画とセットで持っていきました。いままでカンヌなど日本の感覚と少し離れていたので参考としてうまく活用しにくいイメージがあったのですが、海外の子と共通の評価基準や良い事例の感覚を共有できるのでありがたかったです。また日本からなるべく自分の好きな本やコンテンツを持って行き、自分に似た価値観の子に見つけてもらいやすくしました。その子に噛み砕いてもらうことで感覚の共有がしやすくなりました。

■企画を通すには?のまとめ

具体的なノウハウよりも、「バックグランドをいかに共有していくか」の努力が肝心だなと感じました。しかしこの意識は、海外だけでなく日本でのはじめてのクライアントや転職したときの対処法と同じだと思います。日本語が話せても背景が違う人との意見のすり合わせをしないと企画は通りません。そこを埋めていくことも大切なプランナーの仕事だなと感じました。

外国語が話せない人も、言語が話せないことを心配するよりも、価値観の合う人合わない人との、共有が大切だと感じました。

 

Rabbit’s Tale交換留学研修レポートvol.3

Date : 2019.03.03

#3 遊び?仕事?金曜日に行われるお祭りイベント

金曜日に社内イベントがありました。

タイらしいお祭りのような雰囲気です。

社内なのに屋台やバーベキューをして、みんなで白い服を着てカジノをしたり(ゲーム内通貨ですが)クラブのように音楽を流し、みんなでサッカーを見たりしていました。

個人的に好きだったのは、風船の射的ゲームの的に会社の偉い人の顔がどーんとはってあり、当てると高得点という演出など、盛り上がるポイントを押さえているところでした。

Rabbit’s Taleでは、みんな仕事熱心で真面目ですがコミュニケーションなど、遊ぶような雰囲気で仕事をしています。その空気感は若い人が発言しやすかったり、ミーティングが楽しかったり確実に利点が多いです。

しかし決してダラダラしているわけでもなく、必ず達成ゴールから決まり、アイディアベースの意見交換が行われるので企画の良し悪しも個人否定と感じにくく、ブレストも非常にやりやすい印象でした。そんな空気づくりと製作フローを日本も見習いたいと思いました。

Rabbit’s Tale交換留学研修レポートvol.2

Date : 2019.02.11

#2 はじめての企画出しとSNS事情

TDWプランナー原口です。タイ研修レポート第二弾です。

タイで企画出しに参加しました。こちらでは英語でオリエンシートをつくり、ストラテジーチームが戦略と大枠のメッセージを作ります。それを元にプランナーが具体のコピーをつくり、サイネージ、デジタル、CMの企画を制作します。ここでは、企画やコピーが「すべての媒体でも、SNSでの拡散が重要視」されます。

CMやサイネージの企画でも、オリエンには無かった”SNSで機能するか?”がマストになっており、インパクトのある拡散型の企画が好まれていました。

タイはSNS大国。タイのスマホ普及率と利用時間は日本を上回っており、タッチポイントとしてSNSが最重要視されています。日本でももちろん同じなのですが、提案としてSNS目線はマストでない印象でした。

タイでは、SNSは情報取得ツールだけでなく、日常全てのツールとして登場していました。Facebookではリアルタイムで面白いことを共有し、会社の全体コミュニケーションはLINEで気軽に行い、ランチやおやつにUber Eatsをよく使い、お買い物もインスタグラムで行い、SNSで副業として自分のブランドを展開する子もたくさんいました。

羅列すると日本と変わらないのですが、最近の閉鎖的な空気を感じる日本のSNSよりも、SNS疲れがあまりなく、カラッと楽しんで使っている印象でした。

タイの「日常を楽しもうという!」という精神がSNSの楽しさやスピード感とマッチしていました。

会社全体のLINEも、楽しそうに社長もインターンの学生も自由に発言し、社内の面白情報から、視察にいったカンヌのレポートなども飛び交っていて、常にゆる〜いブレストをやっているような状況です。

そんな雰囲気を自然と作れることはデジタル世代のプランナーが集まる利点だなと感じました。

日本人特有の紙を使ったプレゼンは、スピード感やコスト感で、タイでは時代遅れに感じられているようでした。その分、与件整理に時間を使ったり、企画出しをみんなでしたり、ここでは力の入れどころと抜きどころのバランスが優れているなと感じました。

Rabbit’s Tale交換留学研修レポートvol.1

Date : 2018.10.17

弊社プランナーの原口がTYOグループの交換留学制度でタイに研修に行ってきました。
これから複数回にわたって、原口からの現地レポートを更新していきますので、どうぞお楽しみに!

はじめまして。プランナーの原口です。
TYOにはタイのグループ会社との交換留学制度があります。
毎年数人がタイのRabbit’s Tale(http://www.rabbitstale.com/ )
というデジタルのクリエイティブエージェンシーへ行くことができます。
今回はその交換プロジェクトに参加したので、その様子をレポートします。

Rabbit’s Taleグループは、デジタル世代のフルサービス・エージェンシーで
オンライン、テレビ、OOH、イベント、タッチポイントづくりなど一括で担当しています。
代理店、PR会社、WEB制作会社、自社メディアを取り扱う部門に分かれています。

今回わたしは代理店のクリエイティブ部門にプランナーとしてお邪魔しています。
平均年齢26歳で、とても若く、社員自身がマイクロインフルエンサーだったり
デジタル世代の強みを存分にいかした活気ある環境です。
タイ語が話せないわたしもすぐに受け入れてもらいました。

こちらにいた感想としてタイはSNSがすごく盛んで、
CMを作るときも必ずWEBムービーとしてバイラルすることを意識して作られています。
しかしコピーをとても大切にしていて、伝えたいことをコピーにおとし、(大抵英語です。。!)
そこからバイラルを意識した企画づくりを行うので、WEBの世界とCMの世界の間をとる企画のつくりかただなと思いました。

今後は、デジタルのプランナーとして、 デジタルエージェンシーとしてどんなことをしているのか?
海外でどんな風にプラン二ングをすべきか?、タイの広告事情はどんなものなのか?
いろいろ発見したことを次回以降にてレポートします!

写真は研修先のRabbit’s Taleのオフィスの様子です。